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絶景を紡ぐ磐梯山ゴールドライン

磐梯山ゴールドラインの特徴

磐梯山ゴールドラインは、福島県の中でも屈指の絶景スポットが楽しめるツーリングコースとして知られている。
歴史とロマンに溢れる会津と磐梯高原をつなぐ磐梯山ゴールドラインは、1970年6月1日に開通した観光道路で、正式名称は「磐梯山有料道路」だ。
磐梯山ゴールドラインの周辺は木々が鬱蒼と茂っており、森林浴を楽しみながらライディングをすることができる。

山岳部特有のワインディングが多いのも特徴で、バイクの走りを存分に満喫したい人には理想的なツーリングコースと言えるだろう。
磐梯山ゴールドラインのすぐ近くには「磐梯吾妻レークライン」や「磐梯吾妻スカイライン」、そして「西吾妻スカイバレー」などの名だたる絶景ロードも多いので、時間的に余裕を持ってツーリングの旅行を立てるのがおすすめだ。

磐梯山ゴールドラインの魅力

磐梯山ゴールドラインの周辺には、磐梯山や磐梯高原を始め、さまざまな観光スポットがあり、季節を変えて訪れることで違った表情を楽しむことができる。
標高1819mの磐梯山は古くから信仰の対象として地元の人に親しまれており、「会津富士」とも呼ばれている。

1888年に起こった磐梯山の大爆発によって、磐梯高原には数多くの湖沼群が形成されているのが特徴だ。
湖沼群の中でも特に美しさが際立っていることで有名な「五色沼」は、大小30以上の湖沼群から成っていて、緑や青、赤などの色彩が見事。
五色沼は「磐梯朝日国立公園」にも指定されており、五色沼中最大の「毘沙門沼」は磐梯山を背景に四季を通じて絶景が楽しめるスポットだ。

五色沼にはトレッキングコースも用意されているので、近くの宿泊施設を利用してトレッキングを楽しむのもいいかもしれないよ。
いくつかあるトレッキングコースの中でも「五色沼自然探勝路」は片道約4km、所要時間約1時間30分の比較的平坦なコースなので、トレッキング初心者でも簡単にトライすることができるだろう。
ちなみに、トレッキングコース一帯は国立公園内の「特別保護地区」に指定されており、このため動植物や土石などの採集は一切禁じられているので注意だ。
また、裏磐梯はツキノワグマが出現することもある。

トレッキングコースは全部で23もあり、「裏磐梯ビジターセンター」で情報を得ることができる。
この他にも、カルデラ湖である雄国沼を囲む外輪山「猫魔ヶ岳(標高1404m)や「まぼろしの滝」など、魅力的な見どころはたくさんある。
まぼろしの滝は遊歩道によってすぐ近くまで行けるので、間近で幽玄な美しさを堪能することができるだろう。
また、猫魔ヶ岳の西麓にある雄国沼は、6月中旬から7月上旬にかけてニッコウキスゲやレンゲツツジが咲き乱れるのも見どころだ。

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